富士フイルムX-T4を借りました (PART-2)

 

X-T4  XF16mm F1.4  f/2.8  1/210  16mm  ISO320

X-T4レビュー(PART-1)の続きです。

移動中にレンズをXF16㎜ F1.4に変えてみました。
普段広角単焦点には慣れていないので、
広角単焦点はなかなか難しいです。

2段ほど絞ってみましたがとても自然な描写です。
歪みがなく、まっすぐのものがまっすぐに写っています。
本当に富士フイルムのレンズはいいレンズばかりです。


X-T4  XF16mm F1.4  f/2.2  1/800  16mm  ISO320

真正面から撮影してみました。
画面の隅々まで流れたりすることなく
きちんと解像していますね。


X-T4  XF16mm F1.4  f/2.2  1/1100  16mm  ISO320

角度を変えて。本当によく写ります。
こういう場面で周辺が流れるととても気になるのですが、
このレンズはそういうことが全くありません。

X-T4  XF16-55mm F2.8  f/4  1/140  17.6mm  ISO320

再びXF16-55㎜ F2.8に戻して撮影。

このレンズとても気に入りました。
前回借りたXF18-55㎜はあまり撮影せず、XF35㎜ F1.4ばかり使ってしまいましたが、
このレンズは積極的に使いたくなります。

これだけきっちり写るならば、標準域はほぼこのレンズ1本で賄えますね。
16mm(35㎜換算で24㎜)付近の広角レンズの場合ボケは比較的小さいので、
F1.4とF2.8の差はあまり感じません。

購入するとしたらまずはこのレンズとXF35㎜ F1.4にしようと思います。



X-T4  XF16-55mm F2.8  f/4  1/75  21.3mm  ISO320

真っ直ぐのものがまっすぐ写って
明るいところから暗いところまでつぶれず飛ばずなめらかです。
石の質感もとてもよく出ていると思います。

X-T4  XF16-55mm F2.8  f/4.0  1/160  21.3mm  ISO320

フィルムシミュレーションをクラシックネガにしてみました。
確かにネガフィルムっぽくなります。

暗いところは少しグリーンにシフトして
明るいところはマゼンタにシフトするような感じですね。

確かにネガフィルムで撮ったような色合いになります。
でも個人的にはあまり使わないと思います。

ちょっと「フィルム」っぽすぎ、不自然すぎに感じます。
ならばフィルムで撮ったほうがいいと思います。



X-T4  XF16-55mm F2.8  f/5.6  1/80  55mm  ISO400



余り望遠端で撮ってないなと気づいたので望遠端で撮影。 
ビルのガラス面に映りこんだ銀杏です。 

東京も随分寒くなって
紅葉もそろそろ終わりです。 

望遠端でも歪みなどなくきっちりと解像しています 

富士フイルムのカメラは 
ガラスの描写もいいですね。 
ガラスがガラスのように映る感じがします。 

 この写真は「Pro Neg Hi」で撮影してみました 
クラシックネガと違って 
色を不自然にゆがめていないのがいいです。 

クラシッククロームとはまた違った感じの 
落ち着いた描写が好みです。

X-T4  XF16-55mm F2.8  f/2.8  1/125  22.7  ISO320

Pro Neg Hiでカラフルな建物を撮ってみました。
しっかりと色が出ていますし、
比較的正確な色合いと感じます。


X-T4  XF16-55mm F2.8  f/2.8  1/105  55mm  ISO320

同じく「Pro Neg Hi」で撮影。
錆びた金属の感じによく合います。
赤も落ち着いた色合いになるので
鮮やかな赤も色飽和しづらいと思います。

とはいっても地味になるわけではない
いい色合いのフィルムシミュレーションです。

(PART-3に続く)

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