X-T4 XF16-55mm F2.8 f/2.8 1/2000 55mm ISO3200 |
約1年ぶりに富士フイルムのカメラをレンタルしました。
昨年、X-T3、X-H1をレンタルしましたが、
主にバッテリーの持ちが理由で購入を見合わせました
今回レンタルしたのはX-T4です。
合わせてレンズはXF16-55mm F2.8とXF16mm F1.4をお借りしました。
X-T4はX-T3よりグリップが深くなっているように感じます。
またボディも少しだけ大きくなったことでホールドしやすいですね。
ただグリップはもう少しあったほうがいいなぁと思いますし、
シャッターボタンの位置も
グリップ上部についているほうがいいですね。
XF16-55㎜ F2.8は大きく重いといわれていますが、
個人的には全く気になりませんでした。
普段使っている一眼レフの標準ズームなどと比べても
大きさ、重さとも同じぐらいなので
普段使いもできると思います。
設定は、雰囲気重視のAutoWB、ISO AUTOにし、シャッタースピードはAUTO、
絞りのみを調整しました。(一般的なモードダイヤルでAvモードの設定と同じです)
(今回載せている写真はすべてJPEG撮って出しです)
X-T4 XF16-55mm F2.8 f/4 1/28 20.6mm ISO640 |
開放に近いところで東京駅の天井を撮ってみました。
撮影後、画像を確認してみてびっくり。
すっきりと画面の隅まで全くゆがみや流れがありません。
拡大するとネットが見えるのですが、
その格子模様が画面の隅まで全くゆがみがなく
きっちりと解像しているのがわかります。
シャッタースピードも1/28ですが、
IBISの効果もあり全くブレがないのも素晴らしいですね。
X-T4 XF16-55mm F2.8 f/5.6 1/100 16mm ISO320 |
バリアングルモニターを使って低い位置から撮影してみました。
写真撮影をすることだけを考えると
X-T3までのチルト液晶の方がはるかに使いやすいと思います。
バリアングルが光軸になく、角度も自在に動くので
特に横位置での水平が撮りづらいと感じます。
もう一つの欠点はバリアングルの開けづらさ。
この日は手袋をしていたのですが、
手袋をしたままだとバリアングルを開けられません。
X-T4のバリアングル液晶は完全にボディにはめ込まれています
小さなくぼみがあってそこをひっかけて開くのですが
手袋をしているとそこに指が入らず、開けられないのです。
X-T3のチルト液晶ではそういうことはありませんでした。
X-S10は液晶の下部がボディの底面と同じ高さになっているので
手袋をしていても空けることができそうに思います。
X-T4はちょっと難しいですね。
デザインを急いで作ったのか検証が
不足していたんだろうと思います。
X-T4で冬の雪山などでバリアングル液晶を使って撮影する場合は
手袋を外さないといけなくなりますので、ちょっと厄介ですね。
せっかくのー10度までの耐寒性能が生かせないです。
X-T4 XF16-55mm F2.8 f/2.8 1/100 22.7 ISO160 |
ぐっと寄ってみました。
F2.8ですが、XF16-55㎜ F2.8はかなり寄ることができるので
比較的大きなボケが得られます。
ボケの感じも滑らかできれいだなと感じます。
X-T4 XF16-55mm F2.8 f/5.6 1/105 23.4mm ISO320 |
下町の雰囲気のある所まで歩いてきました
ここでフィルムシミュレーションを「クラシッククローム」に変更してみました。
落ち着いた赤の雰囲気がいいですね。
個人的には赤は少し落ち着いた感じが好みなので
このフィルムシミュレーションはとても気に入りました。
トラックの緑色も深みがあってすごく綺麗だと感じます。
X-T4 XF16-55mm F2.8 f/2.8 1/1000 22mm ISO320 |
昨年最初にX-T3を借りたときに感じたのは
光・明るさの捉え方がとても素晴らしいなぁということ。
こういう何気ない写真でも
石畳の白や曇り空が飛んでしまうことなく
そして黒がつぶれてしまうことなく
目で見たままのようにしっかりと映し出されています。
この辺りが「フィルムの写真」のようだなと感じます。
X-T4 XF16-55mm F2.8 f/2.8 1/1000 22mm ISO320 |
X-T4 XF16-55mm F2.8 f/2.8 1/600 22mm ISO320 |
フィルムシミュレーションを撮り比べてみました。
1枚目が「クラシッククローム」、2枚目が「プロビア」です。
浅草寺の柱や提灯の赤が落ち着いている
クラシッククロームが好みですね。
それにしてもXF16-55㎜ F2.8はズームレンズなのによく解像しますね
X-T4 XF16-55mm F2.8 f/2.8 1/550 23.4mm ISO320 |
開放F2.8ですが、お土産物屋さんの店頭の品物一つ一つが
きっちりと写っています。
解像度は高いですが線は細く、
繊細な描写なのもいいですね。
X-T4 XF16-55mm F2.8 f/2.8 1/120 53.3mm ISO320 |
富士フイルムのカメラは本当に色合いがいいですね。
そしてガラスの反射などの光の描写がとてもいいと感じます。
X-T4 XF16-55mm F2.8 f/5.6 1/480 22mm ISO320 |
あいにくの曇り空ですが、
その雲の描写がとてもいいです。
X-T4 XF16-55mm F2.8 f/4.0 1/800 33.2mm ISO320 |
外壁が変わったお店です。
金属光沢の色合いがとてもきれいに表現されていると思います。
そしてレンズの歪みも全くないです。
(PART-2へ続く)
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